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旅人は待てよ
このかすかな泉に
舌を濡らす前に
考へよ人生の旅人
汝もまた岩間からしみ出た
水霊にしぎない
この考へる水も永劫には流れない
永劫の或時にひからびる
ああかけすが鳴いてやかましい
時々この水の中から
花をかざした幻影の人が出る
永遠の生命を求めるは夢
流れ去る生命のせせらぎに
思ひを捨て遂に
永劫の断崖より落ちて
消え失せんと望むはうつつ
さう言ふはこの幻影の河童
村や町へ水から出てあそびに来る
浮き草の影に水草ののびる頃
これは西脇順三郎という詩人の「旅人かへらず」という詩の
第一番目の詩です
秋になると私はこの詩集を読みたくなります。
これからこの詩集を読んでいこうと思います。
今日は、「山中保一さんを支援する会」の第十一回目の「通信」を発送しました。
とてもたくさんの方に発送するので、疲れました。午前中は輪転機を借りて、返信用の
封筒にこちらのあて先を印刷しました。午後は封筒詰めをしました。
山中さんは、後二ヵ月後に判決を受けます。裁判で御自分の名誉回復と地位保全を訴えて
闘ってこられました。そのために私は、3年間彼を支援してきました。勝利判決が出されると
信じています。
当該学校法人の理事会が、彼がいたら自分たちの利得が減らされると考えて、彼に故なき罪を押し付けて懲戒解雇処分をしたのです。
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