あるけば風あるけば黄葉 |
9月24日(木)
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のぼりとから調布の方へ
多摩川をのぼる
十年の間学問をすてた
都の附近のむさしの野や
さがみの国を
欅の樹をみながら歩いた
冬も楽しみであった
あの樹木のまがりや
枝ぶりの美しさにみとれて
(西脇順三郎詩集「旅人かへらず」)
樹木は偉い。樹木は客席。下をたどる人間や生き物を
観ている。黙って批評している。
私も、西脇から野原の楽しさを覚えた。私が野原が好きだったから、西脇の詩が好きになったのか。わからないが、うれしいかぎりだ。
「薮を覗く」これも、西脇から教わった。
ほかのものを覗くよりよほどよい。
そこにも、妖精の舞台がある。
枝のまがりツタのからまり |
覗けばリンドウ |
京都の客人を送る。
お彼岸のお寺様を迎えお経をたまわる。
いつものように、お寺様のご高説を聴く。
今日のお話は、空海と最澄のお話。沖縄と難民とドイツの話。
どれも面白いお話だった。聴講料を受け取ってくれなかった。
お布施もはずまなかったのに。
午後は、山中保一さんの奥様が来られる。
ワイフと約3時間の、所謂、女子会だった。
初めて女子会を体験した。
有意義な一日だった。
夕食:きわめて簡素であった。
カップラーメン。刺身(いただきもの)。ハンバーグ1個(山の残り)
伊勢の地ビール。
疲労困憊のうちに爆睡に突入。
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