8
あのささやき
密の巣の暗き
女の世の
なげかはしき
9
十二月になってしまった
名越の山々の
麓を曲がる小路に
はみ出た蒼白な岩かどに
海しだの墨色のみどり
ふるへる
たんぽぽの蕾
あざみの蕾
砂に埋れ
小さい赤い実を僅かにつけた
やぶかうじの根
岩と落葉の中にふるへる
この山々の静けさ
早く暮れる日影を拝む
(西脇順三郎詩集「旅人かへらず」)
ああなんと、詩は冬の季節になってしまった。今日は、秋霖。秋の長雨。秋のながめ。秋の雨を見ていると、
なんだか物憂いもの。
昨日蒔いた種が畝から流れてしまうのではないかという雨。
みんなが、均しく雨に振り込められるのだから、自然は私たちより偉大だ。
季節は秋。昨日お見せできなかったので今日は、ゆうべ食べた里芋の子芋を写真にして載せました。とてもおいしい。
今日は、「山中保一さんを支援する会」の「通信」に載せる原稿を書いてもらうために、元鈴鹿市幹部職員の方を訪ねて、原稿の寄稿をお願いして快諾を得ました。ありがたいことだと思いました。
お昼は、カップ牛蒡天ぷらそば、ごはん、たらこ。一人で食べた。
午後は、また原稿依頼に、鈴鹿市市会議員の方を訪ねて、これも快諾を得ました。よかった。
かえってから、PCを山中さんにウインドウ7から10に変えてもらった。なんだかテキパキ仕事をするパソコンになってうれしかった。
みなさんに、先週8月28日に行った上高地の写真を載せます。ご覧ください。
その日は、10時には河童橋はまっ晴れでした。岳沢を眺めながらお昼のパーティー。それから、写真好きの同行者の方のお好きなように梓川や明神を撮ってもらって、明神小屋から嘉門次小屋へ。
雨ポツリポツリ。岳沢の流れ込みのあたりで一面の山水画の世界。六百山が幾重にも霞んで素晴らしかったです。西糸屋に泊まって、おしゃべりに花が咲きました。
翌日は、チェックアウトまでゴロゴロ。タクシーで大正池。湖畔で焼岳とにらめっこ。
流れる雲の合間から山頂が見えるように念力を飛ばしたけれど、効験あらたかならず、断念して平湯に降りて、平湯の森の全露天風呂を制覇して帰ってきました。
夕ご飯は、鰆のピカタ。うどん。残り夏野菜田楽。
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