9月17日(木)
29
蒼白なるもの
セザンの林檎
蛇の腹
永劫の時間
捨てられた楽園に残る
かけた皿
(西脇順三郎詩集「旅人かへらず」より)
「セザン」は、画家のセザンヌ。そのリンゴの蒼い絵を思い出す。蛇の腹もあおい。「永劫」、えいごう、その言葉を思う。永劫、いい言葉だ。
廃園に残る、かけた皿ほど、人生の過ぎ去った時間を感じられるものはない。
朝、9時半から、歯医者さん。雨の中。そして、仕事。
「山中さんを支援する会」の原稿依頼に仕事帰りにある人訪ねる。原稿依頼の仲立ちをお願いする。快諾いただく。ありがたいことである。
2時に帰る。さっその二人の方に手紙を書く。かなり緊張する。
ニラの花咲く |
散歩途中、彼岸花が咲いていた |
手紙を書くのは好きである。どうやってその人の胸襟に入って共感してもらえるか、考える。
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