2015年9月8日火曜日

タイフーン前夜

11

ばらといふ字はどうしても
覚えられない書くたびに
字引をひく哀れなる
夜明けに悲しき首を出す
窓の淋しき



バラというじは「薔薇」ですが、書くのはむつかしい字です。

手紙などを書くのでしょうか、そのとき字引をひくという行為自体、なんだか尊いものという気がします。

今じゃなんだかみんなスマホをもって指でなぞっている、変な光景ばっかり。
鉛筆をなめなめ紙に字を書くのが珍しい光景になった、けったいな国日本。

字を書くのは、引っ掻くこと。紙にも、粘土にも、板切れにも、みんな引っ掻いていたのでしょう。
こうして書いているのも、PCなのですが、普段私は広告の裏に鉛筆で昔の名文を書いています。

わからない字が出てきたら、やおら体を起こして、字引を取り出して引いてみよう。そして丁寧に書いてみよう。

夜明けに窓から首を出す。ああ、なんでもないこと、なんでもない行為のなんておかしなこと。
なんでもないことにこそ、人間の存在があり、生活がある、そしておかしみがある。西脇の詩は、僕はそこらへんが面白くて、長年読んでいます。



今日は、作ったメール便をクロネコヤマトもっていった。受け取ってもらえた。明日には届くだろう。受け取った人は喜んでくれるだろう。

午前中は、午後の仕事の準備をした。午後の仕事に行く。帰宅4時。一時間昼寝。サッカーアフガニスタン戦を見る。6-0で勝利。

今朝、山中さんからメールが入っていた。
朝、久しぶりに、かつて山中さんのために校長解任撤回の署名を集めるなどの支援をしてくれた方が訪ねてこられたらしい。
その方は、カンパと文章をくださったという。

その文章を見せてもらった。
本当に力強い文章で、山中さんの人間性と真実を語っておられた。次回の通信で掲載します。

台風18号が三重県直撃の予報。たいしたこと無ければよいが・・・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿