足がこんなにながいのだ |
58
土の幻影
去るにしのびず
橋のらんかんによる
59
とびの鳴く
こころにこだまする
いつの間にか
山の桜咲く
きっと名もなき花 |
女の笑ふ寝顔
露草の色
万葉人の淋しき
61
九月の一日
心はさまよふ
タイフーンの吹いた翌朝
ふらふらと出てみた
一晩で秋が来た
夕方千歳村にたどりつく
枝も葉も実も落ちた
ある古庭をめぐってみた
茶亭に客あり
秋 |
(西脇順三郎「旅人かへらず」)
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午前、仕事。
帰って昼食。豚汁・めかぶ納豆・
津に行く。山中さん「支援の会」の説明に行く。
終わって、旧知の先生宅を訪ねる。
先生在宅。珈琲にケーキいただき、おととい完成したという床暖房の温かさに感動。
二階の二重サッシ窓を見る。すぐれもの。冷暖房ともに外気を遮断して、防音効果も出てゐる。
防音のその部屋は、巨大スピーカーのあるオーディオルーム。そのカーペットと緞通と電気カーペットを敷きなおし、掃除の手伝いをして、部屋の模様替えもやった。見違えるような部屋に仕上げる。
いったい我々は何ものかと自分たちで思った。
人の家の模様替えもさっさとやって、帰って来た。
先生大いによろこぶ。
夕食:カツオのたたき・お惣菜で買った鶏のから揚げ・能登ワイン・枝豆
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