2015年10月1日木曜日

土の幻影

足がこんなにながいのだ

58

土の幻影
去るにしのびず
橋のらんかんによる


59

とびの鳴く
こころにこだまする
いつの間にか
山の桜咲く



きっと名もなき花
60

女の笑ふ寝顔
露草の色
万葉人の淋しき


61

九月の一日
心はさまよふ
タイフーンの吹いた翌朝
ふらふらと出てみた
一晩で秋が来た
夕方千歳村にたどりつく
枝も葉も実も落ちた
ある古庭をめぐってみた
茶亭に客あり



(西脇順三郎「旅人かへらず」)

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午前、仕事。
帰って昼食。豚汁・めかぶ納豆・
       

津に行く。山中さん「支援の会」の説明に行く。

終わって、旧知の先生宅を訪ねる。
先生在宅。珈琲にケーキいただき、おととい完成したという床暖房の温かさに感動。

二階の二重サッシ窓を見る。すぐれもの。冷暖房ともに外気を遮断して、防音効果も出てゐる。
防音のその部屋は、巨大スピーカーのあるオーディオルーム。そのカーペットと緞通と電気カーペットを敷きなおし、掃除の手伝いをして、部屋の模様替えもやった。見違えるような部屋に仕上げる。

いったい我々は何ものかと自分たちで思った。

人の家の模様替えもさっさとやって、帰って来た。

先生大いによろこぶ。

夕食:カツオのたたき・お惣菜で買った鶏のから揚げ・能登ワイン・枝豆















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