2015年10月11日日曜日

啄木鳥


10月8日(木)

なんと、日曜日になって木曜日(10/8)のBlogを書いています。
お許しあれ!

68

岩の上に曲がってゐる樹に
もうつくつくぼうしはゐなく
古木の甘味を食ひだす啄木鳥(きつつき)のたたく


69

夕顔のうすみどりの
扇にかくされた顔の
とある学校の風景
眼(まなこ)は李(すもも)のさけめに
秋の日の波さざめく


70

都の街を歩いてゐた朝
通りすがつた女の後に
ベーラムのにほひがした
これは小説に出てゐたことだ
誰の書いた小説か忘れた
さほど昔のことならねど


(西脇順三郎詩集「旅人かへらず」)


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68、キツツキは忙しい。
69 「すもものさけめ」、とはよくも見つけたり、そんな目の女性か?
   すもものさけめを見つめているのか?
70、これは私は、昔から好きな一連。最近は金木犀(もくせい)の
   においがどこからかしてくる、秋の情趣。
   「さほど昔のことならねど」 文語体の味わいを楽しませてくれる
   伊勢物語を彷彿とさせる一節。

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 朝から歯医者さんで差し歯を入れてもらう、遂に完成。妙につるつるした歯だ。おかげで明眸皓歯になった、だれか私を明眸皓歯と形容してくれないかなあ・・、と思った。

 それから仕事に行った。実は私はある学校で教えている身です。ついに職業を告白。しっかり授業をしたつもりですが、生徒はどう思ったか・・訊いてみたい気がする。

 帰り道、一台前にみた車が走っていた、妻だと気づいた、珍しい偶然であった。

 午後、農業屋に草刈機を買いに行った。すごい買い物だった、高価だったからだ。我々には珍しい大出費であった。これで畑の草刈りできる。
なると百合、かな?

 夕方、「山中さんを支援する会」のカレーをほしいと言って、教え子が大量に買いに来てくれた。夕ご飯を一緒に食べた。うちの年寄食をおいしいおいしいと言って食べた。


山路のホトトギス








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