2015年10月25日日曜日

ものくれる人


92

教会
あの頃の秋の日
恋人と結婚するために還俗した
ジェジェトの坊さんから
ラテン語を習ってゐた
ダンテの「王国論」をふところに入れ
三軒茶屋の方へ歩いた
あの醤油臭いうどん
こはれて紙をはりつけたガラス瓶
その中に入れて売つてゐるバット
コスモスの花が咲く
安ぶしんの貸家


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こんな坊さんはいい。勉強にのめりこんでいたけど恋人ができて、
さらに人類の勉強を始めた坊さんだろう。

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教会の柿が鈴生りだった
 今日は、日曜日なので、妻の通う教会に私も行った。坊さんがいた。

 牧師さんだ。「はじめに言葉ありき」を習った。讃美歌もなかなかいいものだと思った。いい人ばかりだった、いつもそうだ。

 帰り、もの呉れるという人のもとに赴く。ありがたくいただく。家の改築をなさるらしいので不要のものをくださったのだ。

 そのお礼に明日は、軽トラで廃棄物を運んであげる約束をして、帰りに中華料理屋さんに寄って特性ラーメンセットを食べた。
家で、いただいたものを片付けた。

 
 自転車で町から教え子が来た。町から山に向かって自転車で走っていたら先生の家があると思いついて寄ったと言った。

お茶を淹れてあげた
 


 落花生をゆでてあげた。スダチを持たせて返した。
五時半になると暗くなるので帰した。その子はもう50歳になったといった。

 


元気な子(人)である。

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