烏瓜、今年もありがとう |
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なでしこの花の模様のついた
のれんの下から見える
庭の石
庭下駄のくづがへる
何人もゐない
何事かある
(西脇順三郎詩集「旅人かへらず」)
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「のれん」というのは、なかなか思わせぶりなものだ。
漢字で書いても、「暖簾」だから、あったかいすだれなのだが、
この詩のように、目隠しの暖簾の下から向こうが見えるのも、
思わせぶりで、かえってリアルなのだ。
この暖簾の外から、暖簾の中の家の中を見ているのだろう。
中庭には、家人の人生が一番あらわになるのだろう。
建築を見ると、そこにある人生が実に物悲しくなる。
人よりもより人を表すのが建物かもしれない。
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東の畑 |
この日は、たくさん動いた、そのおかげで少し体調をくずしたのだから、あとで、ため込んだ日記で反省するのもいいのかもしれない。
朝から、庭の掃除して、垣根に絡みついた烏瓜を眺めた。
その後、昨日植えた玉ねぎに水やりに行く。エンドウにもソラマメにも。タンクで水を運ぶのだ。
そして仕事。半日だけ。その後、山に向かう。小さな山に登る。
一日中、動いた。
紅葉を見つける |
仰ぎ見る |
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