ヒョウという猫がここに暮した。そのことは、僕に多くのことを教えてくれた。
そのひとつ。彼は、一度も医者に行かずに私の家にて健康に暮らした。彼は飄々として生きて、それを私は毎日見ていたのだから。
ふたつめ。彼は家にやってくるたくさんのいろんな人に会って、それぞれの人に一瞥を加えて、次には悠然と自分の世界にもどり、そして、人生を感じていたように思う。
私も、自分の人生をそんなふうに見て暮したい。どんな人にもどんなことにもあるがままに一瞥をくれて親しみたい。
花にも、空にも、働く人の姿にも、景色にも、毎日見る鈴鹿の山の姿にも・・・・・・。
「サヨナラダケガ人生ダ」とは、倉田先生が前に口ずさんで見えました。
返信削除4月5日は、お世話になった戸室先生の命日です。先生も桜の好きな方でした。
一面に散り敷いた桜の花びらの一本道を見ました。明日の朝も今夜の風で散った桜の花道を見に行こうと思います、カメラを持って。倉田先生も口ずさんでおられたですか、かっこいいなあ。戸室先生が御存命だったら、私はもっと力を得られたと思います。逝った人の分まで自分なりにはたらこうと思います。今年も、さくら、ありがとう。葉桜も愛でたいと思います。
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