2016年2月16日火曜日

局ケ頂

2月16日(火)

きのう、山中保一さんを支援する会としては、とても大事な一日でした。
名古屋高裁に控訴理由書が提出されたのです。
一審の判決の不当なことが縷々論じられ、それが高裁の裁定を受けるのです。
代理人の先生が、一審で山中さんの訴えを棄却した判決が(われわれの目から見ても)ありうべからざる判決であったことを論証してくださったと思います。

山中さんはその控訴理由書の提出のため、自分の記憶を精一杯よみがえらせて代理人の先生に記述していただいたと思われます。
kさんの柿の木にはなんと風蘭がいっぱい

私は、そんな山中さんの超多忙な時期の一日を、山中さんに申し訳ないなあと言いながら、三重県南部の南伊勢町にある、つぼねがちょう(局ケ頂)という山に登ってきました。

2月11日です。鈴鹿から伊勢自動車道で、玉城インター、そこからサニーロードという道を走って、五か所、そこを右に、国道260号線の三浦峠のトンネルを抜けて、道行という在所で登山道入口を訪ねたら、山に詳しい人に電話してくれたその人は、今から、大江という在所にいるKさんに会って教えてもらえという。

なんだか50年前の登山の黎明期のような、おもしろい体験をした。
美喜屋さんの前でkさん夫妻とともに
Kさんは、なんと朝からお風呂に入っておられて、奥さんがちょっと待っててという。そこは、昔の街道筋で、屋号は美喜屋という、はたごの家でした。

風呂上がりのKさんは、善人のモデルというお顔の老人で、地域の有徳人でした。Kさん曰く、三浦トンネルをもどって、相賀(おうか)から登りなさい、というご託宣、それだけでした。まことに簡単明瞭でわかりやすいものでした。
さんざん田舎暮らしの気安さと、サミットは関係ないという話と、ここがいかにいいところかというお話を聞いて出発しました。

相賀の浦、愛すべき入り江
相賀浦は、まことに素晴らしい港で、人々の素朴なおだやかな浦でした。

椿が輝いていました
海坊主という臨海学校のような建物のわきから尾根にとりつき、延々ゆるやかな尾根道をピクニック。12時に山頂に着き、早速中華のフルコースを山頂レストランを開いていただく。担々麺ラーメンと五穀米のお稲荷さんと珈琲とデザートのお饅頭で、豪華昼餉をしたためる。

気持ちいい木漏れ日の道
あの突端が赤石鼻
そこから赤石鼻という岬の突端まで行って、その手前から網代浜に降りて、二つほど尾根を越えて米子浜に出て、そこから往路の尾根道まで登り返すのです。相賀に降りたのが、5時半。海の登山もなかなか手ごわいもので、相当鍛えられた登山でした。

網代浜
四人で行きました。道々山中さんの裁判のことや、これまで支援してくださった多くの方のことを思いながら歩いたりおしゃべりしたりでした。
柳子浜はきれいな砂浜でした









みんなが好きになった相賀浦の家々


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